合併は地方衰退の歯止めにはならなかった。

 

「周南市から旧・熊毛町がなくなったのと同じ」

 周南市の住民基本台帳に登録されている人数を示す住民基本台帳の人口が9月末現在で13万9,896人と14万人を切った。2003年4月に2市2町の合併で同市が誕生した時の人口は15万8,179人。この18年間で1万8,283人の減少で、平均して年間千人ずつ減り、旧熊毛町がそっくりなくなった以上の人口減となった。

 5年に一度の国勢調査では昨年10月1日に実施した調査で同市の人口はその5年前より7,235人減って13万7,607人と14万人を下回っていた。住基人口は進学などで同市を離れても住所を移していない学生などを含み、実態を調査する国勢調査より多めになるが、今回、こちらも14万人を下回ることになった。

 昨年9月に同市が策定した「人口ビジョン」によると、同市の人口は1985年の約16万7千人という国勢調査人口をピークに減少が続く。15歳未満の年少人口が大きく減り、15〜65歳の生産年齢人口も減少し、65歳以上の高齢者人口だけが増加する傾向にある。

 減少の要因の一つは出生数が少なくなっていること。その原因は母となる女性の減少、晩婚・非婚化、晩産化。それに就学・就職の時期にあたる15〜19歳の年齢層の転出超過。特に女性の転出超過が大きくなっている。

 同市では人口減少は同市の最大の課題としてとらえ、人口減など克服するため、昨年9月に2020年度から24年度を計画期間とする第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、不妊治療、不育治療の支援など子育て環境の充実、関係人口の創出・拡大、徳山大学の公立化と新学部・学科開設などに取り組んでい る。

 

(周南市の地元紙「日刊新周南」より引用)

2021年10月14日